〈原因〉
歩く時、足先が外方向へ流れるような歩き方をしていると、ねじれのストレスがそれぞれ甲の外側(第1作用点)、膝の外側(第2作用点)、股関節(第3作用点)の外側へと逃げ、それに伴って膝の外側にある骨(腓骨小頭)や股関節内にある骨(大腿骨骨頭)の位置も外側にはみ出す形となってしまいます。 これがO脚の原因です。
力学的には図のようなアンバランスが発生し、O脚になってしまうのです。「指上げ足」はもちろんですが特に外反母趾の人はつまずかないようにと指先を上げてしまい、足先に力が外方向にねじれる歩き方をしてしまいます。
外反母趾のある人はO脚になりやすい!

特徴として、中足関節(横アーチ)が弛み、内反小趾、タコ、小指の変形など小指側に力不足や異常のある人に多く見ることができます。
注意O脚は重心がひざの内側に片寄ってしまうため、年をとるにつれ「変形性ひざ関節症」を起こしてしまいます。早めのケアが大切です。
O脚の改善法
お相撲さんにはO脚の人はいません。激しいスポーツをする場合、O脚では危険なので、「またわり」と呼ばれる開脚運動を徹底的に行い、裸足で足裏を鍛えるため、全員O脚が治ってしまいます。
★「開脚運動と膝しめ屈伸運動」を特に徹底して行う(股関節内骨頭偏位の回復と共に、全身のバランスが整って血行も良くなる)。目標6ヶ月くらいで胸が床につくようにする。
★手技または足裏専用マッサージ器(足裏天国)で15分間マッサージを行い、足底部の緊張をほぐす。
★手技にて足指全体が曲がる範囲拡大(足指をしっかり曲げるグーパーリハビリ運動)をはかり、足指全体を使って歩けるようにする。
★バランスケアテープで足裏の安定を図り、歩行時に足先が外方向へ流れるのを防ぐ。
|